細かく裁断して板状に形成した板海苔と違い、摘んだ生海苔を文字通りそのまま「ばらばらと撒いて」乾燥させたものを「ばら干し」海苔と言います。
この「ばら干し海苔」は干満差を利用しない浮き流し養殖（ベタ養殖）で作られることが多いのですが、有明海特有の干満差を利用した支柱養殖にすることで、海苔の柔らかさやしなやかさを引き出しました。
板海苔は１番摘みが柔らかく甘みも強いのですが、１番摘みでばら干し海苔を作ってしまうと、柔らかすぎて食べ応えがないと感じることもあります。
そこで、食べる時のことを考え、敢えて4番摘みの海苔を使用して加工しています。
その年の気候、水温を生産者自身の目と手で確かめて「今が一番いいばら干し海苔が出来上がる」と感じた時に刈り取り、製品化しました。
この「有明の芽吹き」は、厳選したばら干し海苔を、より食べやすいように乾燥した状態から焼き加工をした「焼きばら海苔」です。
お味噌汁やうどん、また雑炊等に加えたり、卵かけご飯や、チーズにつけて食べたりするのもおすすめです。
食べた時に広がる海苔独特の香りや食感等をお楽しみください。