1日2枚食べれば医者はいらない!?
「海苔って体にいいの?」
「海の野菜」海苔の健康効果
おにぎりや薬味等、私たちの食卓に欠かせない「海苔」は、その約1/3が食物繊維で、腸内環境改善に貢献してくれます。さらに40%がタンパク質と、含有量は大豆よりも多く、必須アミノ酸をすべて含んでいることから体づくりに必要な良質なタンパク質を効率よく摂取できます。ほかにも、様々な栄養素が含まれており、その豊富さから「海の野菜」とも呼ばれています。
日本の天然サプリメント「海苔」が持つ栄養素
日本の天然サプリメント
「海苔」が持つ栄養素
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葉酸
赤血球の形成を助ける働きや、胎児の正常な発育をサポートする働きがあるビタミンB群の一つ。なんと焼き海苔1枚食べるだけで1日の成人の推奨量の1/4を摂取できます。
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タウリン
悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化、血管障害、脳血栓などの脳疾患、心筋梗塞、心不全に効果があり、さらにアルコール障害にも効果的。焼き海苔にはなんと1220mgも含まれ、一般的な成人の推奨量を1枚で摂取できます。お酒のおともにも最適ですね。
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ビタミンC
メラニン生成を抑えてシミを防ぐ効果と、シミを薄くする美白効果があるといわれている、美肌成分の代表格。焼き海苔3枚でみかん約1個分のビタミンCが含まれています。さらに、熱に弱いといわれているビタミンCですが、海苔に含まれているビタミンCは熱に強く、焼いても栄養素が壊れないのが特徴です。
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ビタミンB12
葉酸と共に造血ビタミンとして正常な赤血球を作り出すために欠かせないビタミン。一般的には貝類やレバー等の動物性食品で摂取できますが、海苔はなんと1.5枚食べるだけで1日の推奨量を摂取できます。
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EPA
血中の中性脂肪やコレステロール値を低下させる作用があり、血流を改善して血液をサラサラにしてくれる成分。通常植物性食品で含まれることはほとんどありませんが、なんと海苔には非常に高い割合で含まれており、ヴィーガンの方でも手軽に食べられるEPA含有食品としても注目されています。
「海苔はどうして美味しく感じるの?」
海苔の旨みの比率は黄金比!
人間が美味しいと感じる旨味成分の比率は、昆布に含まれるグルタミン酸10:鰹節に含まれるイノシン酸1が黄金比といわれています。なんと海苔はこの「グルタミン酸」「イノシン酸」の割合が10:1の旨味の黄金比とされる比率で構成されています。 海苔の旨味成分は水溶性なので、口に含んで溶けることで旨味を感じることができます。おにぎりの海苔が、しなっとした方が美味しく感じるのは、海苔の旨味成分が水分に溶けて浸透したご飯を美味しいと感じているのかもしれません。
「焼き海苔」が多い理由?
焼くことで色味が良くなりパリッと歯切れの良い食感になるだけではありません。
熱によって「グルタミン酸」や「イノシン酸」等の旨味成分が引き出され、アミノ酸と糖の化学反応が香りをより強く引き立たせます。加熱によって海苔の美味しさや風味が楽しめるようになるのです。